2009年11月11日

ブルーズの見聞録


ミシシッピーのジャクソン近郊に住む友達の家へ泊まりに行ったとき。デルタへ向かう朝にママがくれた忘れられない一言。
「デルタで会う人、誰一人として友達と思うな。」


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2009年11月10日

MUSE 武蔵小杉 bar

武蔵小杉駅から5、6分歩いたセブンイレブンの前にある本格的なバーMuse。

高級感漂う佇まいと紫色の光がカクテルを照らすその雰囲気、いやムード。

そして、チャージなし、ビール1杯¥650という安さ。人情味溢れる店内。

そしてバーテンダーがアメリカ人。

この方相当の喋り好きで、ビールをぐっとあおりながら英語でしばし会話。

こんなバーが武蔵小杉の街中にー。そうとう珍しいと思うわ。


http://museloungebar.com/

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2009年11月08日

PX200とK414P: headphone

ヘッドフォンの話。

ゼンハイザーSENNHEISERのPX200は僕が1年前くらいまで使っていた盟友。


ゼンハイザー 密閉型・折り畳み PX-200(ゼンハイザ-)



AKGのK414は今使っている相棒。


ハーマンインターナショナル(AKG) 高音質オンイヤーヘッドホン AKG K414P K414P




PX200が¥5,400、K414が6,940とまぁ近いちゃ近い値段(価格.comより)で、同じようなスペックをもつ両機種の違いはどこにあるのか。

まず両者に言える共通点として、密閉型なんで音量をある程度上げてもほぼ音漏れしないということになるだろう。
これは開放型とは大きな違い。

さて肝心の音の違い。個人的には
PX200のほうが、音量低い〜普通(1〜6くらい)の状態時、音がクリア。

K414のほうが、同状態で若干粗い。

(ipodの音量幅を10で等分したときの値: バーの真ん中までメーターを上げたときが5。)

反面、K414のほうが音量上げても(6以上越えた状態)、音が割れない、というか比較的クリア。


もう一つ気になる低音。これは終止K414のほうがよく鳴る。


装着感について。
K414のほうが押さえる力が強いので、PX200よりも耳が痛くなりやすい。
あと、首にかけると、構造上縮もうとするんで、首を締め付けられるーかけられるけど。
そして、後ろ髪が長いと、ときどき髪が挟まって痛い。

首にかけるなら断然PX200.


そんな感じ。


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2009年09月03日

You Still Believe In Meの訳、  Pet Soundsより

 最近、自己満足と面白いのとで曲を作ったりしとるんじゃけど、歌詞を書くーつまり自分の心情を吐露するって見かけ以上に気恥ずかしいし、難しいことに気付く。
反対に自分がいかに殻をつくっているかってことも思うね。
この殻が分厚いほど恥ずかしさは増すんじゃろう。
そしてその後も他人の評価、審判に悩み続けるかもしれない。

ウディ・アレンが脚本・監督をつとめる作品はそんな作家として心情を吐露することと、周りの人達との関係・心情を暴露することの葛藤・苦悩を描いた作品が多い。


Beach.Boys.-.Pet.Sounds.01.jpg


さて、The Beach Boysの「Pet Sounds」はほぼブライアン・ウィルソン指揮のもと作り上げられた。彼の繊細な心情、周りの人間・状況をも巻き込んだ悩み・告白は当レコードを後世に残る歴史的傑作という評価へと導く。もちろん、そこに感情を盛り上げる素晴らしいメロディも折り重なって。

2曲目の”You Still Believe In Me “。美しいメロディ、妻のことを思うやりきれない歌詞。最後の”泣きたい”っていうとこの盛り上がりも含め。何か澱んだ切迫感がきりきりと漂っているように感じる。

それまでの商業的な作品に反発して、ブライアンがスタジオに一人引きこもって作ったレコード。
その後、彼は麻薬、肥満、離婚、しばしの間人生の転落を迎えることになる。
村上春樹が愛することでも有名。


つたない和訳ですが。
       
           ”You Still Believe In Me “

I know perfectly well
I'm not where I should be
I've been very aware
You've been patient with me

Every time we break up
You bring back your love to me
And after all I've done to you
How can it be

You still believe in me

I try hard to be more
What you want me to be
But I can't help how I act
When you're not here with me

I try hard to be strong
But sometimes I fail myself
And after all I've promised you
So faithfully

You still believe in me

I wanna cry . . .



僕は自分が間違った場所にいることがはっきりわかるんだ。
君に迷惑をかけてきたことも十分承知している。
喧嘩したときも、君はいつだって僕のところへ戻ってきてくれるね。
それなのに、僕のしてきたことといったら。
どうしてこんな...。

それでも君は僕を信じてくれている。
僕は君が少しでも望むような存在になろうと、必死で努力するんだ。
でも君が離れてしまうと、僕は歯止めが利かなくなってしまう。
強くなろうと頑張ってみるけど、ときに自分を見失っちゃうんだ。
君のため、あれほど心から約束したはずなのに。

それでも君は僕を信じてくれている。

泣きたい…。


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2009年08月31日

瀬戸内少年野球団

最近BSでカメラマン・宮川一夫特集が組まれとって「雨月物語」、「浮草」と続いて

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「瀬戸内少年野球団」

いやー良かった。

敗戦直後の淡路島。

戦争、戦犯の問題、民主主義、反アメリカ、少年野球、ギムミーチョコレート。。

戦争は悪いもの、同じ殺し合いなのに負けた国だけが裁きを受ける不公平さ、それでも軍国主義よりは自由で豊か、結果的には広く受け入れられる民主主義、おいしいチョコ

終戦により享受できる自由、あっという間に広がる民主主義、それを期待を持って受け入れている人々。その裏で戦犯の問題、帰還兵やアメリカの占領なんかの問題で、戸惑い不安を抱えながら生きる人々。
こうしたいろんな色の問題が一色単ごちゃまぜ、身近に矛盾の熱を生み出し反発、その中で抗いながら進んで行く。

この野球や花の栽培を行える自由、父が戦犯となり捉えられる不自由、など戦後のアメリカ化と日本の保守的反動がどちらの視点にも偏ることなく、それでも日本はなぜアメリカに裁かれたのか、という疑問を残しつつ描かれる。。押しつけないところがいい。


いろんなことに気付かされる。ここから観客はいろんなことを考え始めるかもしれない。

以下ネタばれ。

最後のとこ。授業中、主人公の少年・竜太は、戦犯で絞首刑が決まった父をもつ武女のことが好きなのにあえて見送りに行かない。もう一人の相方・三郎は授業抜け出して防波堤を駆ける。そう、竜太も本当は見送りに行きたい! ここで担任・駒子(夏目雅子)のアップへと切り替わる。すべてを知っている彼女は、英語の授業で"I am an American boy"という文法を繰り返しながら、その目に涙が浮かべる、そして竜太のアップ、沈黙を貫きながら顔を崩し涙。
最後に映るのは夕日たれこむ放課後は黄昏どき下駄箱の風景。

あえて見送りに行かない、英語を勉強している皮肉さ。
少年がもつ恋の見栄と反米感情が瀬戸内の爽やかな風景と合わさって
決して重くなく、さらっと描かれる。
そして夏目雅子の涙。

染みる。

瀬戸内海を望む淡路島のノスタルジックな風景がまた染みる。

いろいろと考えさせられ、またしみじみしました染みる。
In The MoodのBGMも印層的。

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2009年08月23日

私は猫ストーカー

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私は猫ストーカー
一ヶ月前くらに新宿シネマートへ観に行きました。
定員62人の狭く小さい画面を前に、平日の夕方でもけっこう人の入りはよかった。その中で男は3人くらい・・。

内容は主人公の星野真里が猫ストーカーと(勝手に)称してひたすら街中の野良猫を探し仲良くなって写真を撮るというもの。

でももう一人の主役は猫。彼女のバイト先の人達や、彼女に惹かれ(ストーカーっぽく)バイト先にやってくる青年・宮崎将など、彼らの関係も実は猫によって縛られていたり、変わったりする。

手持ちカメラでそのまま街の中に入ったような素朴な映像。
場所は都会の喧騒から離れた昔ながらの路地裏が残る、上野や根津、千駄木界隈で、のほほんとした、わ。さらに冬の凛とした空気に、その辺の町は凄い綺麗。こういう日本の路地裏、冬っていう気持ちが収縮する緊張した空気感もまたいいよね。

観た後もけっこう頭に残る。良かった。


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ベーカリー街の悪夢

ウォレス&グルミットの最新短編作なんですが、けっこう失望しました。
緩急なく先へ先へと突き進みまくる展開に、置いてけぼり。
ちょ、ちょっと待ってや。って気付いたら幕は締まり、今のは何だったんだろうと思うも何だったかはさっぱり分からない。
シネマアンジェリカはちょうど割引デイで長蛇の列ができていたけれども。

期待はずれだったなー、残念。
posted by TOSHI at 03:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画2000s | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

フランソワ・トリュフォー

最近は本当にショックなことがあったり大家から不合理な立ち退きを命じられたりツタヤの出店によりバイト先がつぶれることになりそうだったり新年早々良いことが全くないんですが、これもそれも従兄弟が僕に教えてくれた水星人マイナスが今年も大殺界の年に当たるのがその原因なんでしょうか、なんて今ふとこのblogを書くまでは全く考えてはなかったんですけどね。

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日付は変わって昨日の話ですが、「柔らかい肌」をもってついにフランソワ・トリュフォー監督の映画を完全観破しました。
イェーイ。


大学1、2年くらいに観た「大人はわかってくれない」から始まって長かったなー。
この映画は子供を涙を誘うためだとか、映画の雰囲気を和ませるためだとかではなく、純粋に子供の視点で大人の手を突き飛ばしみずみずしさ溢れんばかりにとらえた画期的な映画だと、いまでは思っています。最初観たときは寝たけど・・。あと白黒のパリが本当に美しい。
ウディ・アレンも、どんなに映画を撮ろうとも「第七の封印」や「大人はわかってくれない」のような奇跡的な映画は撮れない。ってプレイボーイ誌で言っとった。

この映画で好きなシーンはタイプライターを盗むシーン、友達の家で豪遊しとる矢先父親が帰ってきてベッドの端に隠れるも足が見えとるシーン(父親は黙認)、バルザックの写真を飾るも火事騒ぎを起こすシーン。

そうトリュフォーのおかげで僕はバルザックと出会ったんです。

「夜霧の恋人たち」でアントワーヌ・ドワネルが読む「谷間の百合」は今までぼくが読んだ小説のうちで3本の指に入るほど感動したなー。

ドワネルといえばジャン・ピエール・レオー。ジャケットコート、そしてスカーフ/マフラーっていうスタイルは永遠に不滅じゃ。

タバール婦人が来た瞬間神秘的な音楽が流れだし恋をするシーン、"Vous aimez la musiuque, Antoinne ?" って質問に"Oui Monsieur"って答え出してもらったコーヒーひっくり返し階段駆け下りる瞬間、婦人の丁寧と機転についての手紙、だとかが好きなシーンです。
そいえばこの秋にパリのサクレクール寺院の目の前にある、ドワネルと婦人が逢い引きするあの実際にアパート見てきたんですよー!
モンマルトルの墓地に墓参りもしてきた。
この映画が一番好きかもしれない。

社会と折り合いをつける気がありながらも衝突を避けてするすると生きていこうとするアントワーヌが好きです。

あと好きなシーンといえば、「突然炎のごとく」で、ジュールかジムがナンパした女の娘(?)がタバコの煙を汽車が吐き出す煙に見立ててぐるぐる回るシーンがとっても衝撃的でした。
ジャンヌ・モローが歌うシャンソンも大好き。

あと「アメリカの夜」は良いですねー。あの優しい音楽が絶妙にマッチする。
「緑色の部屋」の死相感漂う雰囲気も印象に残っています。
「黒衣の花嫁」も評価低いけど好き。



上↑のは僕の好きな一枚。
ありがとう、トリュフォー。
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2009年01月02日

2009年1月2日

"一日のうちで最高の瞬間は寝るときだ。眠りにつくと、祭りがはじまる。"
Federico Fellini
posted by TOSHI at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画50s | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月10日

「パラノイドパーク」"Paranoid Park"

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ふとした拍子に人を殺してしまった高校生でスケーター・アレックスの物語。

そのどこか陰がある空気の中にいて映像は素晴らしく美しい。
一篇の詩を読んでいるように、穏やかに映像と音楽が頭の中をよぎっていく。

なにか事件が起こったことを観客に予感させながらも、アレックスはそれに目を向けないように迂回しながら回想するんで、それだけで緊張した雰囲気が生みだされる。時間軸の解体が非常に効果的に使われとると思う。

そしてスローモーションと、ピントのずれはまたアレックスの不安で動揺した心を表現する。
離婚間際でごたつく母さんなんか視界の外から追い出されるし、その母さんをはっきりと映さない視点とかも、アレックスの孤独感を増幅させ、ほんま絶妙。
それでいて映像は美しく、音楽も謙虚に流れ込む。


どこか悲しい景色が浮かんでは流れる少年アレックスの幻想にも似た美しい現実、につい物語に引き込まれてしまうがアレックスに感情移入するというよりは親のように同情し、見守ってしまうと言うのか。

映像と音楽が一体になってここまで感情を表現できるとは。
久しぶりに凄い映画に出会った。
映画館で観るべきだったな・・。




posted by TOSHI at 04:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画2000s | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする